い~ちまい に~まい さんま~い・・・、の三枚目(前編) 前回お話ししました「番町皿屋敷」と「播州皿屋敷」、これらはいずれも創作された戯曲です。登場人物は架空のもので、詳しい時代考証は割愛しますが、ストーリーや舞台設定にも時代錯誤があります。 しかしながら、筋立てには説得力があり、なんらかの”元ネタ”の存在を伺わせます。今回はその元ネタ探しをしてみたいと思います。 下の写真は… トラックバック:0 コメント:2 2020年09月27日 続きを読むread more
い~ちまい に~まい さんま~い・・・、の二枚目 私もそうなのですが、「い~ちまい に~まい さ~んまい」と、皿を数える怪談話と言えば、「番町皿屋敷(ばんちょうさらやしき)」と言う言葉を真っ先に思い浮かべますよね。私が最初に知ったのはラジオで放送された講談の「番町皿屋敷」でした。翌朝井戸端で顔を洗うのが怖かったです。(昭和30年ごろまでは我が家に井戸がありました。もっとも、釣瓶井戸で… トラックバック:0 コメント:4 2020年09月18日 続きを読むread more
「鬼」がつく地名について 以前、「狼坂(おいぬざか)」の記事を書いた際、コメントに『「鬼」がつく地名ってけっこうありますが,やはりいわくつきなんでしょうかねえ。』と言うご質問をいただきました。その時は手元に資料が無かったので、『今度調べておきます。』とだけ、お答えしておりました。この度「斎藤外記」を調べる際、この「鬼の付く地名」についても調べてみました。 … トラックバック:0 コメント:0 2018年09月07日 続きを読むread more
「定家葛」・道ならぬ恋の物語 今、勾当台公園古図広場にはテイカカズラ(定家葛)が咲き乱れています。傍を通ると、気品のある香りが漂ってきます。 今日は、この花にまつわる物語を書いてみようと思います。 *勾当台公園のテイカカズラ 2018年6月4日撮影 テイカカズラ(定家葛)は、キョウチクトウ科テイカカズラ属のつる性常… トラックバック:0 コメント:0 2018年06月05日 続きを読むread more
幸せの黄色い「るーぷる」復活? 少し前まで、それを見かけるとその日一日がハッピーに過ごせる、と言われたバスがありました。 これが、その「幸せの黄色いるーぷる」です。 *在りし日の「幸せの黄色いるーぷる」 2015年1月に、路線バスの内部から写した1枚です。私もこの1枚しか写真がありません。それほどレアな存在でした。 「るーぷる仙台」… トラックバック:0 コメント:2 2018年05月26日 続きを読むread more
花村勾当の屋敷(その1) 「勾当台公園」を知らない仙台人はまずいないでしょう。また、その「勾当台」が、江戸時代の盲人の位階「勾当」から名付けられたことをご存知の方も少なからずいらっしゃることと思います。 しかし、その「勾当」が「花村勾当政一(はなむらこうとうまさいち)」という名であり、いつ頃の人であって、どこにその屋敷があったのか、という事を知る人は稀かと… トラックバック:0 コメント:2 2018年05月17日 続きを読むread more
宮千代塚(宮千代伝説) 先日、調べ物で「仙臺鹿の子」をめくっていましたら、「宮千代塚(みやちよづか)」についての記述が目につきました。懐かしいなあ、と… 1:序 ・「宮千代の碑」と「宮千代の墓」 「宮千代塚」は「宮千代の墓」とも呼ばれているのですが、「仙臺鹿の子」では『兒ケ墓』という項目で出ています。 私がまだ学生だ… トラックバック:0 コメント:0 2017年12月01日 続きを読むread more
太白山の謎(その8) 一カ月余り続いたこのシリーズですが、今回で最後になります。 *「茂庭台登山口」 下掲の地形図の③の地点です。 「太白山」への登山口のひとつです。この道路は生出森八幡神社まで続いていて、車は鳥居前の駐車場に停めることが出来ます。でも、狭い山道で、対向車が有るとすれ違いに苦労することもあります… トラックバック:0 コメント:4 2016年09月09日 続きを読むread more
太白山の謎(その6) 前回に続きまして、「奥羽観蹟聞老志」の「太白山」の項を読み解いてみます。 *茂庭台団地から見た「太白山」 前回までの太白山の写真は東側から撮った写真でした。これは西側からの写真になります。どっちから見ても”おむすびやま”ですね。 *土地の古老の話 ・⑤仙人の話 『古老の説に曰く、それ… トラックバック:0 コメント:2 2016年08月25日 続きを読むread more
太白山の謎(その5) どうやらこの回で謎の核心に迫れそうです。 今回は「奥羽観蹟聞老志」の「太白山」の項を解読してみます。 *奥羽観蹟老志 写真は宮城県のホームページからコピーしました。いくつか存在する写本の中の、旧伊達伯観瀾閣図書のもので、現在は宮城県図書館に収蔵されています。最も定本に近いものとされています。 … トラックバック:0 コメント:2 2016年08月20日 続きを読むread more
太白山の謎(その4) 今回は地誌を調べてみようと思います。 *仙台市民図書館 (七つある仙台市図書館のひとつです) 「仙台市民図書館」が入っている、「せんだいメディアテーク」です。定禅寺通の遊歩道から撮っています。 住所は、「青葉区春日町2-1」となっていますが、分かりやすく言えば、勾当台公園から定禅寺通を西へ、晩翠通… トラックバック:0 コメント:2 2016年08月17日 続きを読むread more
太白山の謎(その3) 今回は、太白山にまつわる伝説について見てみようと思います。 *大年寺山の茂ケ崎から見た「太白山」 今年6月に野草園に行った時に撮った写真です。手前の住宅は「八木山南団地」の家並みです。間にある森は、自然公園である「治山の森」と思われます。太白山の裾野から覗いているビルは、「茂庭台団地」の高層マンションでしょう。「太白… トラックバック:0 コメント:4 2016年08月15日 続きを読むread more