テーマ:古典

ゾンビ語・「歯磨き粉」

 「ゾンビ語」は私の造語です。例えば「歯磨き粉」等がそれにあたります。「死語」が”昔は使われていたが、今はほとんど使われなくなった言葉”と言うのに対し、「ゾンビ語」は、”その言葉が表すものがその言葉が生まれた時の物とは変わっていて、すでにその言葉の意味が不適当となっているのだが、変わらずにそのまま使われている言葉”の意味で造語しました。…
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速報・新元号「令和」の出典

 先ほど新元号が発表されましたね。菅官房長官が、『出典は万葉集の「梅の歌三十二首」の序文』と言っていましたので探してみました。  私の本棚にあった「万葉集」角川ソフィア文庫版です。  この文庫版の第1巻、P385にその序文が在りました。万葉集の巻では「巻第五」、「梅花の歌三十二首併せて序」の項です。  以下に上…
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虫愛づる姫君(五)

   (五)「事の結末」  右馬佐(うまのすけ)の君は、  「見つかってしまったか」  「でも、このまま帰ってしまうのも物足らないし、芸が無いなあ」  「とりあえず、訪問の旨だけ残しておこう」 と、お考えになられ、懐紙を取り出され、草の汁を筆に含ませて、  (注:草の汁を墨汁代わりにして和歌を書かれたわけ…
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虫愛づる姫君(四)

   (四)「見つかってしまった覗き」  姫君から離れて庭に立っていた男の童(おのわらわ)の一人が、右馬佐(うまのすけ)様達を見つけて、いぶかしく思ったのでしょう、  「あそこの立蔀(たてじとみ)の傍らに居る人達、なんかあやしいよう、婢(はしため)の姿はしているけど、公卿様たちだよ、こっちを覗いていたよ」 と、…
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虫愛づる姫君(三)

   (三)「女装した公家の覗き見」  右馬寮(うめりょう)の次官、右馬佐(うめのすけ)の君(きみ)がこの文(ふみ)をご覧になられ、  「随分と風変わりな文だなあ」 と、お思いになられまして、  「この姫を一目見てみたいと思うのだが、どんな方法が良いだろう?」 と、お考えになられ、ご友人の近衛府(このえふ)…
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虫愛づる姫君(二)

   (二)「上達部の大御子からの求愛」  姫君が飼っている虫たちは、使用人の男の子達に欲しがる物を与えて集めさせておりました。その男の童(おのわらわ)たちは、そのお駄賃欲しさに様々な恐ろし気な虫たちを集めて姫君の下に持ってまいりました。  姫君は、  「毛虫は、その毛の生え具合や色などは面白いと思うのだけど、…
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虫愛づる姫君(一)

 時代は今から八百年ほど前、平安時代末か鎌倉時代の初めでございます。        (一)      「少年のような姫君」    蝶を可愛がっている姫君のお近くに、按察使(あぜち)の大納言の姫君がお住まいでした。世の姫君達と比べても、とびぬけて賢く上品でしたので、親御様たちは下にも置かぬ程に可愛がり、…
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虫愛づる姫君(序)

 近頃、街中には桜やハナミズキの紅葉が目立つようになってまいりました。秋ですねぇ。町歩きにはもってこいの季節到来なのですが、町歩きの記事もだいぶ続きましたので、ここらでちょっと毛色の違った記事を挟んでみたいと思います。  私の本棚には病院の待合室で読むための本がストックされています。この本もその内の1冊で、数年前に…
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