今年もダメかなあ…

 過去にもこの事を書いたかもしれないのですが、私にはここ数年ずうっと狙っている花の写真があります。仙台の街路樹の代表ともいえるケヤキとイチョウの花です。





*定禅寺通りのケヤキ並木
   2014年5月撮影
5月定禅寺通-05_03_2014-008 (1024x576).jpg
*銀杏坂(愛宕上杉通)の銀杏並木
   2014年11月撮影
11月銀杏坂-11_16_2014-033 (1024x576).jpg
 この様に、仙台ではありふれた街路樹の二種ですので、その気になれば何時でも撮れるでしょ、と言われるところなのですが、これがなかなか難しい…
 ひとつには開花の時期がつかみにくい、という事、もうひとつは、これは街路樹だからなのか、開花の時期が揃っていて、同じ場所の花がほぼ一斉に咲くという事です。なので、うかうかしていると撮り逃がしてしまいます。
 最初の「開花の時期がつかみにくい」という事の理由なのですが、とにかく、花が小さくて見つけにくいからです。そして、手の届かない高い位置で咲くことがそれに拍車をかけます。
 ケヤキの花は雌雄異花で同株なのですが、雄花の大きさは直径2.5㎜前後、雌花の大きさは1.5㎜×2㎜位です。イチョウは雌雄異株で、雄花は幅6㎜、長さ2Cmの総状花序、雌花は長さ2~3Cmの花柄の先が二股になった先端に付いた直径1mm位の裸の胚珠です。これが頭上数メートル以上の所にありますので、よほど気を付けて見ていないと、開花に気付けません。



 言い訳はこのくらいにしまして、これまでの成果を見てみましょうか…
 先ずはケヤキの花です。
 2017年までは、もっぱら新緑の頃に樹上の花を探す、という事をしていました。しかしこれは、葉に隠れてなかなか花を見つけ出せずに、見つけたと思って撮影したこれは…
   ・2017年撮影のケヤキの花?
5月勾当台公園-05_09_2017-069 (1024x683).jpg
花ではなくて虫癭(ちゅうえい/虫が寄生して出来るコブ)でした。この事は過去に記事にしています。

 2019年には、落ちている新枝を偶然見つけまして家に持ち帰り、そこに残っていたケヤキの花(?)を撮影しました。
   ・2019年撮影のケヤキの新枝
      2019年5月18日撮影

5月ケヤキ接写-05_18_2019-352 (1024x683).jpg
 しかし、これはすでに花の時期を過ぎていまして、雄花はすでに落ちてしまって、雌花も受粉が終わって花を閉じてしまっていました。

 で、今年なのですが…
 これまた運よく、道端に落ちている新枝を見つけました。それも昨年のよりは早い時期のものです。
 (そうそう運よくそんな事があるのか、という疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょうね。実は、こうした新枝が道に落ちている、という理由は、勿論風によるものもあるのですが、この時期ならではの理由もあります。丁度この時期がカラスの営巣期でして、カラスが巣材として若枝を折る、という事がしばしば行われます。その気に入らなかった物とか、取りこぼしたものが、たまたま道に落ちている、という事です)
   ・今年見つけたケヤキの新枝
      2020年4月24日撮影

4月定禅寺通・東一番丁交差点-04_24_2020-071 (1024x768).jpg
 昨年のものより状態が良いですね。雄花も付いていますし、雌花の雌蕊(しずい/めしべ)もまだ健在です。ただ、買い物帰りで荷物も持っていましたし、ポケットカメラの片手撮りですので、ピントが甘いです。でも、むりやり拡大してキャプションを付けてみました。
雌花4月定禅寺通・東一番丁交差点-04_24_2020-066.JPG雄花4月定禅寺通・東一番丁交差点-04_24_2020-071.JPG
 どういう花か、という事が分かる程度には、そこそこ撮れているかなあ…
 でも、まだまだ満足できる写真ではありません。雌花の柱頭の形も十分に出ていませんし、できれば葯が開いている状態の物も撮りたいです。なによりも、樹上にある新鮮な状態のものが撮りたいです。しかし、今年は難しいでしょうね。街中に長時間留まる事が出来ませんので…






 次にイチョウの花なのですが…
 イチョウの花は、昨年まではその開花のタイミングが掴めないでいました。一応図鑑で、4~5月が花期、という事を知っていたので、毎年その時期になると、機会あるごとに銀杏の木を見上げていたのですが…
 気が付くとイチョウの木の根元に雄花穂(ゆうかすい/雄花の集まり)が散らばる時期になっていまして、、、
   ・地面に散らばる雄花穂
      2017年5月9日撮影

5月勾当台公園-05_09_2017-014 (1024x768).jpg
 (ちなみに、黄緑色の雄花穂に混じる茶色い物は芽鱗の鱗片です)
   ・掌に取り上げた雄花穂
5月勾当台公園-05_09_2017-013 (1024x768).jpg
 当然ながら、樹上の花は終わっていました。
   ・同日の樹上の花
5月勾当台公園-05_09_2017-032 (1024x683).jpg
 しかしながら、こうした失敗で、ある程度は開花のタイミングが分かるようになってきました。

 イチョウの場合、古い枝では短枝(たんし)上に新芽が出来ます。これは展開した時に新しい葉と花とになる混芽(こんが)です。つまり、新葉と花は同時に出てくるわけで、新葉が萌え始めた辺りが開花の時期だという事です。
   ・古い枝に残る短枝
      2016年4月27日撮影

4月錦町公園-04_27_2016-短枝になる前の混芽.JPG
 私がこの事に気付いたのは昨年末でした。この事で開花のタイミングを絞り込むことが出来ました。

 で、満を持して迎えた今年の春。なんということでしょう! コロナ禍で、街中での撮影が困難になってしまいました。
 仕方なしで、人気の無い北山で撮ってきた写真が以下なのですが…
   ・北山で撮ったイチョウの花
4月北山・光福寺境内-04_27_2020-044 (1024x683).jpg4月北山・光福寺境内-04_27_2020-021.JPG
 タイミングはぴったり開花の時期に合っていたのですが、雄株しかなかったので、雄花しか撮れていません。雄花の写真は過去にも撮っていますので、雌花の写真が欲しかったのですが…
 
 今年はムリかなあ…

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この記事へのコメント

2020年05月01日 09:06
お早うございます(^^)/
並々ならぬ努力もコロナ禍が影響して
本当に残念でしたね。
図解で示して下さいましたが
それでも高い樹を見上げても理解できないかも(/ω\)

欅は、あまり見かけませんが イチョウは
ここでも見れますが。。実がなるのだから
花もあるはづなのに、花を全く知りませんでした。
注意力のない身が恥ずかしいです。
2020年05月01日 09:25
みなとさん、おはようございます。

 ケヤキもイチョウも、ごくありふれた木ですが、その花に注目するのは私の様な”物好き”だけだと思います(笑)。ケヤキもイチョウも、人々が美しいと思うのはその葉や樹形ですので。