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zoom RSS 水の森公園の春の花

<<   作成日時 : 2017/06/06 11:45   >>

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 季節は春から夏へと移ろうとしています。ネタが古くならないうちに、水の森公園で撮った花の写真をもう少し挙げておこうと思います。





*水の森公園、三共堤
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     、遊歩道
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 管理棟前には小さな花壇が作られていまして、結構良い花が植えられています。
*管理棟
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*管理棟前の花壇(部分)
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 でも、この時は花の時期を過ぎているものも多く、なおかつ望遠レンズを持ってきていませんでした。なので、比較的よく撮れた4種だけを…


*ニリンソウ
   (二輪草):キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草

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 野草園でも人気がある花です。春の野草の代表的なもののひとつで、若菜は山菜としても利用されます。でも、若菜のうちは猛毒のトリカブトと似ていて、時折中毒事件が起きます。

 小ネタを一つ
 「〇輪草」という名前を持つ植物は、この「二輪草」の他に、「一輪草」、「三輪草」、「九輪草(クリンソウ)」があります。



*シライトソウ
   (白糸草):ユリ科シライトソウ属の多年草

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 野草園にはこれあったけっかなあ? 私の写真ストックにはありませんでした。来年は望遠レンズでもっとしっかりした写真を撮りたいと思います。
 野性味の強い山野草なので、普段行けるようなところで見つけるのは困難です。


*フタリシズカ(二人静):センリョウ科センリョウ(チャラン/Chloranthus)属の多年草
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 これも野草園で人気が高い野草です。同属のヒトリシズカと共に名前を覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
   ・参考:ヒトリシズカ
       2016年5月6日野草園にて

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 ヒトリシズカは確かに一人(花茎が1本)なのですが、フタリシズカは花茎が3本や4本の個体もあります。むしろ、花茎が2本の個体の方が珍しいくらいです。


 これは春の花というよりも初夏の花に含めても良いのですが…
*シロバナカザグルマ
   (白花風車) :キンポウゲ科センニンソウ属 のつる性植物

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 木本なのか草本なのか迷うものの一つですね。私が使う図鑑では草本(離弁花)の巻に載せられています。落葉多年生植物です。
 園芸植物の「クレマチス」に姿がよく似ているかと思いますが、テッセンとこのカザグルマは、いわゆるクレマチスの原種になります。ちなみに、この「クレマチス」という名前は、このセンニンソウ属の学名「 Clematis 」のことです。



 山野草ではないのですが、管理棟前の水路際にはこれが群生していました。
*ワスレナグサ
   (勿忘草、忘れな草):ムラサキ科ワスレナグサ属の園芸品種

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 街中で野生化しているものも見ることがあるのですが、こんなに広範囲に咲いているのを見るのは初めてでした。湿地性で、夏の暑さには弱い、という事なので、街中の路傍よりかはこの場所の方が適地なのかもしれません。



 スミレ属(スミレ科)は4種見つけることができました。
 スミレ属は変種や地方種が多く、在来種だけで二百数十種あります。種の同定が難しいものの一つです。以下の種名も、一応つけてみましたが、あるいは間違えているかもしれません。
*ヒメスミレ
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*サクラスミレ
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 この2種は街中や北山でも見ることがあります。
 スミレ属を大きく二つに分けると、葉が根生葉だけで花茎が直接根元から出ていて背の低いグループと、茎立ちしていて背の高いグループに分けられます。上掲の2種は背の低いグループに属します。


 背の高いグループは、種の数としては圧倒的に少数なのですが、
*タチツボスミレ
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このタチツボスミレは「種名:スミレ」と並び、日本を代表するような普通種のスミレです。と、言っても、街中ではまず見ることがなく、多少とも”野生”な所に花を咲かせています。小川とか渓流とか、水辺で見ることが多いかな?

*テリハタチツボスミレ
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 これは初めタチツボスミレかな? と、思ったのですが、葉の様子が違うので図鑑で確かめました。テリハタチツボスミレに一番似ていたのでこれにしました。でも、生育域が『本州北部日本海側』とありまして、間違っているのかなあ?
 これも茎立ちのグループです。



 遠目に見た時は、ウワミズザクラかな? と、思ったのですが、近づいてみましたら、幹に名札がぶら下げてありました。
*イヌザクラ(犬桜):バラ科サクラ属の落葉高木
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 名前は知っていましたが、たぶん私は今までウワミズザクラと混同して見ていましたね、きっと。よく似ています。
   ・参考:ウワミズザクラ
       2016年5月6日、大年寺山にて

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 判別点は、花序の枝に葉が付くか否かです。葉が付くのがウワミズザクラ、付かないのがイヌザクラです。



 これは、庭植えしている人もいますし、名前もよく知られた野草ですが…
*イカリソウ(碇草、錨草):メギ科イカリソウ属 の落葉多年草
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 遊歩道から少し離れた林床に咲いていました。もっと数多く咲いていても良さそうなのですが、見つけたのはここ一か所だけでした。時期がもう遅かったのかもしれません。



 これは、この時期に里山や低山でよく見る花です。
*ツクバネウツギ
   (衝羽根空木):スイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木

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 和名の由来となった、プロペラのように広がった特徴的な5枚のガクが見えます。このガクは花が終わった後も残り(宿存萼)、細長い痩果の先端に付いて風に乗って運ばれる仕組みになっています。
 本来は、このガクは花が終わるころには赤く色づくのですが、写真の物は緑色のままです。もしかすると、亜種のウゴツクバネウツギなのかもしれません。

 ちなみに、このツクバネウツギ属の園芸品種は、その学名をとって「アベリア( Abelia)」と総称され、生け垣や歩道の植え込みなどによく利用されています。
   ・北十番丁通の歩道の「アベリア」
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   ・ペデストリアンデッキ、パルコ脇の「アベリア ’エドワード・ゴーチャー’」
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 これ、野生の姿を見るのは何十年ぶりでしょう。
*ギンリョウソウ(銀竜草 ):シャクジョウソウ科ギンリョウソウ属の多年草
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 野草園では何度か見ていたのですが、野生の物を最後に見たのは、毎週のように渓流釣りに出かけていた1980年〜’90年の頃ではないでしょうか。
 ご覧になって分かるように、葉緑素を持ちません。腐生植物です。
 薄暗い林床に、半透明の白い姿を、ぼうっと浮き上がらせることから、「ユウレイタケ」の別名があります。
 果実をつけた姿も独特で、チューリップのつぼみのような姿です。確か、夏から秋にかけて結実すると思いました。ぜひその姿も写真にしてみたいと思っています。




 公園の南側斜面でこの花の群落に出会いました。
*イワニガナ(岩苦菜):キク科ニガナ属の多年草
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 和名の由来は、岩の上にも花を咲かせることができる、ということからです。そして、別名の「ジシバリ(地縛り)」は、地面に広く根を伸ばし、あたかも地面を縛り付けている様だからです。いずれもその生命力の強さからつけられた名前です。
 街中でも見られる、いわゆる”雑草”ですが、このように群生している姿を見ることはまずありません。郊外の造成地や、土砂崩れ跡などならば、大規模な群生に出会うこともままあります。
 ここではテニスコート2面分ぐらいの大きな群落でした。


 それに隣り合ってこちらもテニスコート1面分ぐらいの群落を作っていました。
*トウゲブキ
   (峠蕗 ):キク科メタカラコウ属の多年草

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 こちらは街中で見ることはまずありません。その名の通り、低山〜亜高山地帯の開けた斜面に生育します。東北ではよく見る植物ですが、関東以西では珍しいか、皆無かもしれません。
 その昔、仲間たちと登山モドキをしていたころ、汗を拭きながら握り飯をほおばっている時に目の前にあった花がこれでした。





 最後に、これは花ではないのですが、歩いている時に見つけた懐かしい物です。
*オトシブミ(落とし文)
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 実家の庭でも時々見つけたのですが…、街中ではついぞ見たことがありません。
   ・ちょっとナイフを入れてみました
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 使っている葉は1枚だけではないようです。かなり丁寧に、しっかりと巻き付けられています。たぶんですがこれはナミオトシブミの作品のようです。

 オトシブミ科の甲虫が作るもの(揺籃/ようらん・揺りかごの意)です。この中に卵が産みつけられています。孵化した幼虫は、厚く巻き付けられた葉に守られ、さらにこの葉を内側から食べて育ちます。

 その昔、密かに思う人の目の前でわざと恋文を落とし、他人に知れずにその思いを伝える、という奥ゆかしい(なのかなあ?)風習がありました。これを「落とし文」と言います。それに似ていることから、この姿の揺籃、さらにはそれを作る甲虫たちも「オトシブミ」と総称されています。

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