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zoom RSS 東〇番丁、北〇番丁

<<   作成日時 : 2017/06/30 16:20   >>

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 前回「一番町」のお話をしましたら、思いの他ご好評でしたので、もう少しこの辺のお話を続けてみようと思います。
 で、今回は、仙台城下にある「東〇番丁」、「北〇番丁」の概略についての話です。




 一般に、江戸時代の城下町では武家地の占める割合が大きいのですが、仙台城下はその中でも武家地が極めて多い城下町でした。町人地の4〜5倍の範囲を占めていました。
*仙台城下の土地利用概略
   「仙台市史 通史編3 近世1」p92-60図「仙台城下の概略図」をコピー
画像

 黄色に色分けされたところが中級武士に割り当てられたところで、「東〇番丁」、「北〇番丁」はその黄色の場所の半分以上を占めます。

 東〇番丁は、南北に延びる道沿いに造られた侍町で、当初奥州街道のすぐ東から東一番丁〜東六番丁までが造られました。後に武士の家数が増えたことから、東七番丁〜東十番丁が造られましたが、これらには中級武士ではなく下級武士や足軽が住んだようです。
 北〇番丁は、東西に延びる道沿いに、勾当台の北(現在の市役所の北辺)を始点として北へ、当初は北一番丁〜北七番丁が割り振られました。こちらも、後の武家の増加に従って北八番丁と北九番丁が増設されましたが、やはり足軽屋敷だったようです。
 ちなみに、仙台藩の侍屋敷等の広さを定めた「仙台惣屋敷定(せんだいそうやしきさだめ)」に拠りますと、足軽屋敷は奥行き25間、間口は組頭が10間、平の足軽は7間ですが、中級武士の場合は、奥行きが30間で、間口は知行高によって12間〜40間と、かなりの差があります。
 さらにちなみに、町屋敷(町人地)は、間口6間×奥行き25間が基本の地割となります。



 現在、この東〇番丁、北〇番丁という名称は、街区名としては「東一番丁」が変化した「一番町〇丁目」、「東七番丁」、「東八番丁」、「東九番丁」、「東十番丁」ぐらいしか残っていなく、通りの名としては「東一番丁通」、「東二番丁通」、「東七番丁通」、「東八番丁通」、「東九番丁通」、「北四番丁通」、「北六番丁通」だけになってしまっています。
   ・参考:東二番丁通
画像


   ・同:東七番丁通
画像


   ・同:北四番丁通
画像


   ・同:北六番丁通
画像


 しかし、下の地形図にマークしたように、「東〇番丁<通り>」、「北〇番丁<通り>」は仙台市中心部の通りの大部分をしめますし、広範囲でもありますので、細かい地点を指し示すのに至極便利です。なので、慣例的にと言いますか、通称的に今でもこの呼称は使われています。
 例えば、
 「その江戸時代の地図、どこで買ったのっしゃ?」
 「武揚堂(ぶようどう)だけど・・・」
 「武揚堂って?」
 「ほれ、前に『地図センター』って言ってたべ、勾当台通の北三番丁の角んとこでがす。」
と、言った具合です。
*現在の「東〇番丁<通り>」と「北〇番丁<通り>」
   国土地理院五万分の一地形図「仙台」を部分コピーし、加筆しました。
画像

 青の線が「東〇番丁<通り>」、赤紫の線が「北〇番丁<通り>」。
 見やすさを考え、「一番〜十番」に該当する文字に英数字を充ててあります。
 なお、「東十番丁」は、現在は街区名としてのみ使われており、道路名としては使われなくなっています。詳しくは後の回で述べようと思います。





と、いうことで、次回から2回続きで(たぶん、2回で納まるとは思いますが…)、この「番丁」の不思議をいくつかご紹介しようと思います。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。「不思議」と言われると前のめりになります。楽しみにしています。
リアルET
2017/06/30 22:43
ET先生、おはようございます。

 今、取材と調査を進めている所なのですが、結構この「不思議」ネタがあるんですよね。2回分にまとめるのが難しいかも…
 構想段階で決めていたネタ二つだけに絞って書こうかどうか、今悩んでいます。
あきあかね
2017/07/01 08:17

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